あなたは、ダイエットしたい!やせたい!なんて言いながら、駅ではエスカレーターを使っているなんてことしていないだろうか?それで、なかなか痩せない、なんて嘆いていようものならちゃんちゃらおかしい。
身体の脂肪を効率よく減らすなら、大きな筋肉を使うことが最も有効だ。身体の中で一番大きな筋肉はどこか?そう、下半身なのだ。つまり、痩せたかったら、下半身のトレーニング。だからといって、忙しいあなたはそのための時間を作るのも大変だ。そこで、外出した時、あるいは通勤通学の時間を有効に使おう。
意識して階段を上るだけで下半身トレーニング
階段の上り下りをなめてはいけない。消費カロリーは、およそ10段で1kcalの消費。消費カロリーは確かに微々たるものかもしれないが、実は筋トレ効果が結構あるのだ。
上るときは、前脚のお尻から裏太もも、ふくらはぎの筋肉を使う。また下るときは、後ろ脚の前太ももからふくらはぎの筋肉を、左右交互に使うことになる。それぞれの筋肉には、片足に全体重が乗るので、結構な負荷になるのだ。トレーニングには意識の原則というのがあって、その部位を意識しながらトレーニングすると効果が目に見えて上がる。漠然と「かったるいな」と階段を上るより、一歩一歩使っている筋肉を意識しながら上るほうが遥かに効果的なのだ。
さらに、有酸素運動としても優秀で、階段の上り下りを繰り返すことで、最大酸素摂取量が有意に上がることが実験によってわかっている。最大摂取量は多ければ多いほど持久力が強いということ。わざわざジョギングしなくたって、有酸素運動効果が得らえるのだ。
やり方
- 背筋を伸ばして、ほんの少しだけ前傾になって登ろう。
- 一歩一歩太ももからお尻に力が入ることを意識しよう。
- ヒザを前に出し過ぎない。出し過ぎると、ヒザに負担がかかって傷めやすい。